どこまでDIY?

キッチン part2

壁側のキッチンカウンターです。なんだこりゃ????って感じですが・・・

 

セメントに砕石(大理石など)をブレンドして、墨を入れて黒くしたものです。固まったら、表面を平らに削ります。人研ぎとかテラゾーなどと呼ばれているものです。詳しくは、セメント系DIY…練習中の項とキッチンpart1をご確認ください。

 

セメントと、墨を使いますので、養生には気を使いますが、壁際のペンキには、マスキングしても、剥がれたり、汚れたりで、意味が無いかとの判断で、何もしていません。汚れた所は、もう一度ペンキ塗ります。

 

2016.09.14

セメントを流し込むための、型枠を先に作っておきます。型の前面は外して廃棄します。

 

一般的に、どのような素材でも、大型のキッチンの場合、なかなか、天板は一枚にすることが難しく、継ぐのが当たり前ですが、セメントを現場で流し込む…このやり方だと、出窓まで含めて、天板を一枚に出来ます。

 

反面、ひび割れなどを覚悟する必要もあります。その際に、セメントだけよりも、砕石を混ぜ込んだ人研ぎの方が、サイズ違いの砂利が複雑に絡み合って、丈夫になります。

 

また、意匠的にも、無限のパターンが考えられ、魅力的な物が作れます。



練習で作った一部ですが、食器を置いてイメージを・・・



100Kg以上の砂利とセメントを混ぜますが、トロ船一つには収まりません。二つに分けて・・・水を入れたら、時間との勝負ですので、先に混ぜておきます。

 

 

ブレンド比率に気を付けます。皆様のご参考に・・・

トロ船一杯当たり・・・

 

白大理石5~13mm6kg/黒(青)系砕石0~2.5mm10kg/2.5~5mm20kg/5~13mm20kg/インスタントセメント20kg/水(セメント防水剤2~3%程度混ぜたもの)7.5L/左官用墨紙コップ1杯

 

 残念ながら、乾くと色が薄いです。後日、削ってみると、思ったよりも、色が付いていませんでした。まあ、グレーと迷っていたので・・・なんて言い訳を。

 


アイランド側のシンクが届きましたので、設置してみました。アンダーシンクですが、下地のベニア板が見えたら、嫌なので、上に載せるように取り付けます。そして、その上から人研ぎの天板を作ります。

 

が、マスキングが大変です。シンクにセメントが流れては困ります。

更に、固定の枠を作ったのですが、写真を撮り忘れました。



粉塵がすごいことになります。完全に周りを覆っておきますが、出入り口や、かすかな隙間から、粉塵が漏れてきます。ディスクグラインダーを集塵機と繋げてあるのですが、すぐに詰まってしまい吸い込み力が落ちていきます。

 

結局、途中からは、全く周りが見えない中での作業になり、平面を出すのも手探りです。

粉塵のせいで、丁寧に削るのが、難しいです。石が、上手く削れずに欠けたり、剥がれたりして、凸凹になりました。

 

元々、細かな気泡なども想定の範囲で、目地埋めする予定ですが、予想以上に凸凹です。


開き直って・・・もっと黒を濃くして、目地埋めしようかと考え中です。

 

 

2016.9.24


平面を出すのが、かなり大変です。まあ、完璧な平らに出来ないのは、わかりきってますが、少しでもと削ります。

 

荒研ぎのダイアモンド刃だと、砂利が欠けます。でも、中研ぎの砥石刃だと、全く進まないです。二日ほど頑張ってから、結局、ダイアモンド刃に戻しました。30センチ先が見えないくらいに、粉塵だらけです。

 

台風が、来ました。チャンスとばかりに、窓を開けてやりました。大雨で、騒音もかき消えます。粉塵も、遠くまで飛ばされずに、窓の外で、すぐに濡れて落ちてしまいます。おかげで、作業が、進みました。

 

20160929






まるで、ブログのような経過報告です。(^-^)

今日は、更に磨きを…ですが、欠けた穴や目地を埋めたあとですので、これ以上、石が掛けても困りますので、荒研ぎは出来ません。
でも、番手を落とすと、全く進みません。
全身筋肉痛です…

 

ちなみに、集塵機について、調べてみましたら、微細粉塵用のものが見つかりました。でも・・・性能の良さげなものは、10万円以上です。残念ながら、数回の人研ぎのために、そんな経費は掛けてられません。

大まかに粗削り後、セメントで、目地埋めしました。再び削りますが、今度は、出来るだけ穴ができない様に、中研ぎします。荒研ぎほど削れませんので、時間がかかって大変でした。

 

その後、さらに細かく研ぎ、1000番まで行きますと、石が輝き、グレーのセメント部分も黒くなってきます。



シンク部分の型枠を外します。フチは綺麗に出来ましたが、マスキングの隙間から、セメントの汁?が漏れていたみたいです。墨入りですので、綺麗に取れるか心配です・・・



マスキングや、覆いを外して、大掃除しました。塗装の時に、粉がかかっては大変ですので。ちなみに人研ぎは、完璧に磨き上げたら、無塗装でも、十分に堅く防水性も高いそうですが・・・ここは、キッチンですので、塗装します。

 

熱や水、アルコールにも耐えられて、個人がDIY出来る物は、ウレタン塗装です。車やバイクの塗装用に2液のスプレー缶が売られています。正直高価です。スプレーガンも持っていますが、でも、自分でブレンドするのは、初心者には難しそうです。



大きく欠けた所には、墨を混ぜてパテ埋めします。濃すぎるように見えますが、塗装すると、周りも黒くなりと同化します。



塗り重ねて、光沢が出て来ました。

 

光過ぎですので、後日完全に乾いてから、表面を荒らして、艶消しにしました。


キッチンpart3に続きます。

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